インドネシア沖でフェリー火災、5人死亡、284人救助
海軍は現場に3隻の艦船を派遣。沿岸警備隊も出動し、284人の乗客と乗組員を救助した。
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インドネシア海軍は20日、数百人を乗せた旅客フェリーで火災が発生し、少なくとも5人が死亡したと明らかにした。
それによると、フェリーはスラウェシ島沖で救難信号と救助要請を出したという。
海軍司令部は声明で、「フェリーは北スラウェシ州マナドへ向かう途中であった」と述べた。
海軍は現場に3隻の艦船を派遣。沿岸警備隊も出動し、284人の乗客と乗組員を救助した。
海軍によると、地元の漁師も救助活動に参加。ライフジャケットを付けて海に飛び込んだ人々を引き上げた。
救助隊はその後、妊婦を含む5人の遺体を収容した。死因は明らかになっていない。
負傷者の報告はなく、乗客乗員の正確な数も不明。海軍と沿岸警備隊が救助・捜索活動を継続している。
インドネシアは1万7000を超える島々からなる世界最大の群島国家であり、船やフェリーが主要な交通手段となっている。
今月初めにはバリ島近海でフェリーが沈没。乗客65人のうち19人が死亡、30人が救助され、今も16人が行方不明のままである。