インドネシア航空機墜落、1人の遺体発見、捜索続く
この飛行機は17日、南スラウェシ州の山岳地帯に差し掛かる直前にレーダーから消え、乗客乗員11人全員の安否が不明のまま捜索が続いていた。
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インドネシアで18日、行方不明になっていた航空機の残骸が見つかり、捜索隊が1人の遺体を発見・収容した。当局が明らかにした。この飛行機は17日、南スラウェシ州の山岳地帯に差し掛かる直前にレーダーから消え、乗客乗員11人全員の安否が不明のまま捜索が続いていた。捜索は悪天候の中で行われている。
国家捜索救助局(BASARNAS)によると、遺体は南スラウェシ州郊外の渓谷で発見され、散乱する残骸の近くにあったという。遺体は男性とみられているものの、現時点で身元は公表されていない。捜索隊はこのほかにも急斜面の崖沿いで複数の遺体らしきものを視認しているが、悪天候と険しい地形のため到達できていないとされる。作業は日没後に一時中断され、19日に再開される予定だ。
墜落したのはインドネシア・エア・トランスポートが運航するターボプロップ機ATR42-500。ジャワ島のジョグジャカルタからスラウェシ島南部のマカッサルへ向かっていた。当局によると、同機には8人の乗員と3人の海洋水産省職員が乗っていた。管制と連絡が取れなくなる直前、航空管制官から進入方向の修正を指示された直後にレーダーから消えたとみられている。
捜索はBASARNASを中心に、軍や警察など複数の機関が連携して進められているが、強風や濃い霧、急峻な山岳地形が作業を著しく困難にしている。軍の指揮官は地元テレビ局の取材に対し、「山頂付近では視界が5メートルに満たない状態だ」と語った。救助隊は航空機のフレームや座席の一部、エンジンとみられる部品など多数の残骸を確認し、これらの情報を手がかりに捜索範囲の絞り込みを図っている。
インドネシアは1万7000以上の島々からなる群島国家で、航空や海上輸送に依存している。過去にも飛行機や船舶、バスの事故が発生しており、交通安全の課題が常に指摘されている。今回の事故原因についてはまだ明らかになっておらず、当局は現場の状況を分析しつつ捜索と調査を継続している。乗客・乗員の生存可能性については現時点では不透明であり、関係者や遺族が状況の進展を待っている。
