インドネシア、大統領の恩赦計画に基づき受刑者釈放へ
最初の受刑者1116人は来週刑務所を退所し始め、前大統領の任期中に収監された政治犯やパプアの活動家などが含まれる。
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インドネシアは議会がスビアント(Prabowo Subianto)大統領の広範な恩赦計画の第1段階を承認したことを受け、過密状態の刑務所から多くの受刑者を釈放する予定だ。現地メディアが1日に報じた。
最初の受刑者1116人は来週刑務所を退所し始め、前大統領の任期中に収監された政治犯やパプアの活動家などが含まれる。
政府と議会の超党派は7月31日、この恩赦について協議。その後、下院の副議長と法務相が概要を説明した。
スビアント氏は昨年10月に就任した直後、全国4万4000人の受刑者に恩赦を与える計画を表明し、国民を驚かせた。過去の大統領は議会の承認を必要とする恩赦権をほとんど行使してこなかった。
法務省によると、殺人や強盗などの重犯罪で実刑が確定した受刑者は除外。精神障害のある受刑者、高齢者、重病者、および冒涜罪や国家指導者への侮辱罪で有罪判決を受けた者が優先されるという。
当局は近いうちに1668人の受刑者リストを議会に提出する予定である。