インドネシア・バリ島フェリー沈没、5人死亡、29人行方不明
インドネシアは1万7000の島々からなる世界最大の群島国家であり、フェリーやボートの事故が相次いでいる。
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インドネシア・バリ島近海でフェリーが沈没した事故について、地元当局は3日、これまでに5人の死亡を確認し、29人の捜索を継続していると明らかにした。
事故は2日の午後11時過ぎに発生。乗客53人と乗組員12人を乗せたフェリーはジャワ島の港を午後11時に出港した。
バリ島までの航路は通常1時間未満。乗組員は午後11時20分に緊急信号を発信し、それから15分後に沈没したという。
国家防災庁(BNPB)によると、3日午後の時点で31人が救助されたという。
BNPBは声明で、沈没したフェリー内に人が取り残されている可能性があるとして、ダイバーやドローンを投入して行方不明者の捜索に当たっているとした。
5人の遺体はジャワ島の港に移送された。
沈没の原因は明らかになっておらず、消防と警察が関係者から話しを聞いている。
乗客の国籍と身元は明らかになっていない。
インドネシアは1万7000の島々からなる世界最大の群島国家であり、フェリーやボートの事故が相次いでいる。
先月初旬にはバリ島から出港したフェリーが転覆し、乗客乗員89人全員が救助された。
3月にはオーストラリア人観光客を含む13人を乗せたシュノーケリングボートが転覆し、女性1人が死亡、2人が負傷した。
バリ島には昨年、600万人を超える外国人観光客が訪れた。