インドネシア採石場崩落事故、死者19人に、警察が2人拘束

この事故は5月30日に発生。作業員が瓦礫に埋もれ、救助隊が12人を救出し、病院に搬送した。
2025年5月30日/インドネシア、西ジャワ州、崩落があった石切り場(AP通信)

インドネシア・西ジャワ州郊外の採石場で発生した崩落について、警察は1日、これまでに19人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。

この事故は5月30日に発生。作業員が瓦礫に埋もれ、救助隊が12人を救出し、病院に搬送した。

国家災害対策庁は病院で治療を受けていた1人が亡くなったと報告している。当局は以前、「病院に搬送された12人のうち5人が重傷」と説明していた。

警察は1日の声明で、「これまでに19人の死亡を確認し、6人が行方不明になっている」と明らかにした。

また警察は「24時間体制で行方不明者の捜索を継続している」と述べた。

警察は環境法違反、安全装備の提供不備、業務所過失致死傷の疑いで採石場の関係者2人を拘束したとしている。

西ジャワ州政府は30日、州内にある他の採石場を閉鎖し、所有者に対し、安全点検を実施するよう命じた。

崩落の原因は明らかになっておらず、警察が採石場の関係者から話しを聞いている。

地元テレビ局は当局者の話しとして、「この採石場は適切な安全対策を講じていなかった可能性がある」と報じた。

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