◎これにより、スビアント国防相の勝利が確定した。
インドネシア・ジャカルタの憲法裁判所は22日、今年2月の大統領選で敗れた2候補の異議申し立てをすべて退けた。
これにより、スビアント(Prabowo Subianto)国防相の勝利が確定した。
大統領選の得票率はスビアント氏が58.6%、前ジャカルタ州知事のバスウェダン(Anies Baswedan)氏が24.9%、前ジャワ州知事のプラノウォ氏が16.5%であった。
敗れた両陣営はスビアント氏とジョコ(Joko Widodo)大統領の息子であるギブラン(Gibran Rakabuming Raka)氏が不正を働いたと主張。選挙のやり直しを求めていた。
地元メディアによると、憲法裁は両陣営の訴えをすべて退けたという。
スビアント氏は10月に大統領に就任する予定だ。ギブラン氏は副大統領を務めることになる。
両陣営は「ジョコ政権が公費で有権者を買収した」と主張していた。
スビアント氏はスハルト(Suharto)政権下で軍高官を務め、政権末期の1990年代後半には民主活動家の拉致を指示した疑いで軍籍を剥奪された。