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▽火山地質災害対策局は21日、レウォトビ・ラキラキ山の噴火警戒レベルを4段階中の最高に引き上げ、立ち入り禁止エリアを火口から半径8キロに拡大した。
2024年11月7日/インドネシア、東ヌサトゥンガラ州、噴煙を上げるレウォトビ・ラキラキ山(Getty Images/AFP通信)

インドネシア東部のレウォトビ・ラキラキ山が21日未明に噴火した。国家災害対策庁によると、噴煙の高さは8000メートルに達したという。被害の情報はない。

レウォトビ・ラキラキ山は人気観光地のフロレス島にある。標高は1584メートル。

東ヌサトゥンガラ州では過去7日間に何百回もの火山性地震が発生。その間、レウォトビ・ラキラキ山は小規模な噴火を繰り返していた。

火山地質災害対策局は21日、レウォトビ・ラキラキ山の噴火警戒レベルを4段階中の最高に引き上げ、立ち入り禁止エリアを火口から半径8キロに拡大した。

それによると、21日未明の噴火後、同規模の噴火が2回確認されたという。

この噴火の影響で複数の航空会社がオーストラリアとインドネシアの観光地バリ島を結ぶ便をキャンセル。他の国際便や国内便でも遅延が発生している。

国家災害対策庁は声明で、火山灰だけでなく、大雨による泥流にも警戒するよう市民に呼びかけた。

レウォトビ・ラキラキ山は昨年11月にも複数回噴火し、10人が死亡、数十人が負傷した。

インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。

24年4月には北スラウェシ州サンギヘ諸島のルアン山が噴火、噴煙の高さは2万メートル近くに達した。

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