◎犀角(さいかく)はアジアの一部地域で漢方薬として利用され、取引価格は金やコカインに匹敵すると伝えられている。
ナミビアの国立公園、クロサイ(ロイター通信)

インドネシア当局は12日、絶滅の危機に瀕しているジャワサイを狙った密猟組織の容疑者6人を逮捕したと明らかにした。

それによると、この組織はジャワサイの角を手に入れるために、2018年以降、銃器などを使って26頭のジャワサイを密猟したという。

犀角(さいかく)はアジアの一部地域で漢方薬として利用され、取引価格は金やコカインに匹敵すると伝えられている。

6人は先月、バンテン州内で逮捕された。

同州警察の報道官は声明で、「この組織のリーダーのひとりは昨年逮捕されており、懲役12年の実刑判決を受けている」と明らかにした。

また報道官は「この組織の構成員とされる8人の行方を追っている」と述べた。

この組織は2018年以降、少なくとも22頭のジャワサイを密猟。その関連組織が21年以降、4頭を密猟したとされる。

犀角は地元の業者を通じて中国に密輸されていた。

警察によると、組織の拠点を捜索し、自家製の銃器、弾丸、火薬、ジャワサイの密猟に使う道具などを押収したという。

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