インドネシア東部沖でM6.1の地震、被害の情報なし 北マルク州
地元メディアは、北マルク州の一部地域で小さな揺れが感じられたと報じた。被害の情報はない。
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インドネシア東部・北マルク州の沖合で1日、マグニチュード6.1の地震が発生した。
米地質調査所(USGS)によると、震源の深さは163キロ。
地元メディアは、北マルク州の一部地域で小さな揺れが感じられたと報じた。被害の情報はない。
インドネシア国家災害対策庁は声明で、「この地震による津波の心配はない」と述べた。
インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。
国内にはスマトラ島を縦断するセマングコ断層や、スラウェシ島のパル・コロ断層、ジャワ島西部のラムバン断層など、大規模な活断層が存在しており、過去にも多くの大地震を引き起こしてきた。
2018年のスラウェシ地震ではパル・コロ断層が関与し、津波とあわせて甚大な被害をもたらした。さらに、活断層の多くが人口密集地の近くにあり、首都ジャカルタやバンドンなどの都市では特に地震リスクが高い。政府は全国の活断層を地図化し、防災対策や建築基準の強化に取り組んでいるが、未発見の断層も多く、被害の予測が難しいのが現状である。