外国人複数人を麻薬所持容疑で逮捕 インドネシア・バリ島
インドネシアの麻薬取締法は世界で最も厳しく、国内で死刑判決を受けた150人以上のほとんどが麻薬密売人、その約3分の1が外国人である。
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インドネシアの観光地バリ島で米国人、インド人、オーストラリア人を含む複数の外国人が麻薬所持容疑で逮捕された。当局が5日、明らかにした。
バリ国際空港の税関職員は先月末、ダッフルバッグに違法薬物を隠していたとされるインド国籍の男を逮捕した。
同じ日、麻薬取締局は1988年からバリ島に滞在していたオーストラリア国籍の男を逮捕。当局によると、この男がインド国籍の男に違法薬物を持ち込むよう依頼したという。
薬物は米ロサンゼルスからフィリピンを経由し、バリ島に持ち込まれた。警察はマリファナを含む複数の薬物を押収したと報告している。
当局はこの2人を逮捕する前に、バリ島の郵便局で違法薬物が入った荷物を受け取ったとして、米国籍の男を逮捕していた。
今年2月には1キロ近くのコカインを密輸した容疑でイギリス国籍の男女3人が逮捕されている。
インドネシアの麻薬取締法は世界で最も厳しく、国内で死刑判決を受けた150人以上のほとんどが麻薬密売人、その約3分の1が外国人である。
麻薬密売・密輸で死刑判決を受けた者は銃殺刑に処される可能性がある。
インドネシアで最後に死刑が執行されたのは2016年7月。インドネシア人1人とナイジェリア3人が銃殺刑に処された。