▽バリ島警察によると、匿名の情報提供に基づき、25日にドバイからバリの国際空港に到着した直後の女から324グラムのコカインを押収した。
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インドネシアの警察当局は27日、人気観光地バリ島でコカインを密輸したとして、アルゼンチン国籍の女とイギリス国籍の男を逮捕したと明らかにした。
インドネシアは麻薬犯罪に厳しく、医療目的であってもマリファナやその他薬物の所持・摂取を禁じている。悪質なケースでは銃殺刑を採用することもある。
バリ島警察によると、匿名の情報提供に基づき、25日にドバイからバリの国際空港に到着した直後の女から324グラムのコカインを押収した。
女は取り調べに対し、「メキシコで入手したコカインをイギリス人男性に渡し、3000ドルを貰う約束をした」と供述したという。
警察は同日、バリ島・バドゥンのゲストハウスでイギリス国籍の男を逮捕した。
警察によると、麻薬密売組織は外国人観光客を使って麻薬をバリ島に持ち込むことがあるという。
インドネシアで死刑判決を受けた約530人のほとんどが麻薬犯罪者であり、少なくとも96人が外国人である。最後に死刑が執行されたのは2016年。インドネシア人1人と外国人3人が銃殺刑に処された。
国連薬物犯罪事務所(UNODC)によると、インドネシアは世界で最も厳しい麻薬取締法を採用しているにもかかわらず、東南アジアの麻薬密輸の主要拠点になっている。