偽の大使館を運営、現職警察官逮捕、詐欺容疑 インド
この男は北部ウッタルプラデシュ州の現職警察官。大使を装い、海外での就職を約束して人々から金銭をだまし取っていたという。
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インド警察は首都ニューデリー近郊の賃貸住宅ビルで偽の大使館を運営していたとされる47歳の男を逮捕し、偽の外交ナンバープレートを付けた車両などを押収した。デリー警察が23日、明らかにした。
それによると、この男は北部ウッタルプラデシュ州の現職警察官。大使を装い、海外での就職を約束して人々から金銭をだまし取っていたという。
デリー警察は声明で、「容疑者は複数の団体名を使って大使や顧問を名乗り、詐欺を繰り返していた」と述べた。
警察は男が借りていた部屋を家宅捜索し、国家元首たちと一緒に写った合成写真やインド外務省と約30カ国の偽の印鑑などを押収したとしている。
警察によると、男は海外のペーパーカンパニーを通じて資金洗浄(マネーロンダリング)を行った疑いもあるという。
男は詐欺、偽造、なりすまし、偽の文書所持などの罪に問われている。
警察は男の認否を明らかにしていない。