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▽インドは「レイプ大国」と呼ばれるほどレイプ事件が後を絶たず、2020年にダリットの女性が集団レイプされ死亡した事件は全国規模の抗議デモに発展した。
インド、首都ニューデリー、フェミサイドに抗議するデモ(Getty Images)

インド南部ゴア州の裁判所は17日、8年前にアイルランド人女性を強姦・殺害したとして、31歳の男に終身刑を言い渡した。

この女性は観光客で、2017年3月、ゴアのビーチで遺体となって発見された。検視の結果、女性はレイプさえ、首を絞めつけられ窒息死したことが明らかになった。

被告は14日に有罪評決を言い渡されていた。

女性の遺族は声明で、「正義を追求した検察官と捜査官に感謝している 」と述べた。

インドの刑法はレイプ被害者の名前を公表することを禁じている。しかし、被害者の遺族はインドのレイプ殺人に対する認識を高めるために氏名を公表、メディアの取材にも応じていた。

インドは「レイプ大国」と呼ばれるほどレイプ事件が後を絶たず、2020年にダリットの女性が集団レイプされ死亡した事件は全国規模の抗議デモに発展した。

国家犯罪記録局(NCRB)によると、22年に全国で確認されたレイプ事件は3万1516件、21年から20%増加したという。これは認知された件数であり、実際はもっと多いと推定されている。

国会は2012年に首都ニューデリーのバス車内で発生した集団レイプ殺人事件後、刑法を強化。それでも、レイプ件数は減らず、インドに根強く残る「女性蔑視」が浮き彫りになっている。

ゴアはインドを代表する人気観光地のひとつ。毎年、何百万人もの観光客がビーチリゾートを訪れている。

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