◎ナイジェリアはアフリカ大陸におけるインド最大の貿易相手国であり、2022年の二国間貿易総額は149億ドルに達した。
インドのモディ(Narendra Modi)首相が17日、訪問先のナイジェリアでティヌブ(Bola Tinubu)大統領と会談し、両国の海洋安全保障やテロ対策などでの関係強化を約束した。
両首脳は首都ティヌブで会談。グローバルサウスへの支援強化でも合意した。
グローバルサウスはインド、インドネシア、トルコ、南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称である。
モディ氏は記者会見で、「防衛、エネルギー、技術、貿易、開発の分野における両国の戦略的パートナーシップが新たな章に入ったことを嬉しく思う」と語った。
またモディ氏は「両国は共に、グローバルサウスの優先事項を世界レベルで強調し続けてきた。両国の共同努力は大きな成果を上げている」と強調した。
ナイジェリア政府によると、両首脳はインド洋とギニア湾における脅威の増大に対処するため、テロ対策、海洋安全保障、情報共有における協力強化で合意した。
ナイジェリアはアフリカ大陸におけるインド最大の貿易相手国であり、2022年の二国間貿易総額は149億ドルに達した。
ナイジェリア在住のインド人は6万~6万5000人と推定され、約200社のインド企業が進出している。