インド空軍「5月の軍事衝突でパキスタンの軍事機6機撃墜」
インド軍がパキスタン軍の軍用機を公式に撃墜したと発表したのは初めてである。
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インド空軍は9日、係争地カシミール地方をめぐるパキスタンとの5月の軍事衝突で、パキスタン軍の戦闘機5機と軍用機1機を撃墜したと主張した。
インド軍がパキスタン軍の軍用機を公式に撃墜したと発表したのは初めてである。
パキスタン国防省はこれを否定。インドの防空部隊はパキスタン軍の航空機を1機も撃墜または破壊していないと主張した。
インド空軍の司令官は南部カルナタカ州バンガロールのイベントで講演。「5月の紛争中にパキスタン軍が投入した戦闘機のほとんどがインド軍が保有するロシア製S400地対空ミサイルシステムによって撃墜された」と語った。
パキスタン国防省はX(旧ツイッター)に声明を投稿。インドを「不誠実」と非難した。「双方の軍用機の状況を確認しなさい。インドは自軍の航空機が撃墜されたことにショックを受け、我々の航空機も撃墜したと主張しています...」
パキスタン軍は軍事衝突中にフランス製のラファール戦闘機を含むインド空軍の航空機6機を撃墜したと主張している。インドは一部の損失を認めたが、6機の損失は否定している。
フランス空軍の参謀長は以前、ラファールを含むインド空軍の戦闘機3機が失われた証拠を確認したと述べていた。
インドとパキスタンはそれぞれカシミールの一部を管理している。この係争地をめぐる領有権争いが解決する目途は立っていない。
インドのジャンムー・カシミール州では4月、正体不明の武装集団が観光客に向けて発砲し、26人が死亡、17人が負傷した。その多くがインド人であった。
この事件後、インドとパキスタンの境界で戦闘が発生。本格的な戦争に発展する恐れもあったが、両国は5月10日、米国の仲介を受け、完全かつ即時の停戦に合意した。