◎事故は13日に発生。郊外のガソリンスタンドの横に設置されていた高さ約30メートルの看板が倒れ、複数台の車が巻き込まれた。
2024年5月13日/インド、マハラシュトラ州ムンバイ、看板が倒壊した現場(AP通信)

インド・マハラシュトラ州ムンバイで高さ約30メートルの看板が強風により倒壊した事故について、消防当局が14日、少なくとも14人が死亡、75人が負傷したと明らかにした。

現地メディアによると、事故は13日に発生。郊外のガソリンスタンドの横に設置されていた高さ約30メートルの看板が倒れ、複数台の車が巻き込まれた。

プレス・トラスト・オブ・インディアは関係者の話しとして、「13日の夕方までに89人が救助された」と伝えている。

それによると、救助活動は14日午後の時点で継続中だという。

地元テレビ局が報じた映像には大きな看板が強風の中でガタガタと揺れ動き、ガソリンスタンドに停まっていた車の上に倒れる様子が映っていた。

現場で対応に当たった市職員は地元テレビの取材に対し、「120人以上の救助隊員がクレーンを使って残骸を撤去している」と語った。

警察によると、この看板は違法に設置されたものだという。それ以上の詳細は明らかになっておらず、警察が設置された経緯などを調べている。

インドの雨季は6~9月まで続く。今年は先月から全国で雨模様の天気が続き、各地で被害が報告されている。

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