◎インドの雨季は6月から9月まで続く。
2023年7月20日/インド、西部マハラシュトラ州、地滑りが発生した現場に向かう救助隊(Rafiq Maqbool/AP通信)

インド西部マハラシュトラ州の郊外で発生した地滑りの捜索活動が続いている。地元メディアは23日、この4日間の捜索活動で27人の死亡が確認されたと報じた。

地滑りは19日、同州の州都ムンバイから80kmほど離れた集落で発生。78人が行方不明となっている。

当局によると、家屋少なくとも48戸が地滑りに巻き込まれ、そのうち17戸が土砂の下敷きになったという。

救助隊は徒歩で現場に向かい、シャベルや鍬(くわ)を使って行方不明者を捜索した。

中央政府の災害対策本部によると、現場に続く舗装道路はなく、村の周囲に大量のヘドロが堆積しているため、ユンボなどの重機を運び込めなかったという。

ドローンや災害救助犬が捜索活動を支援している。

現場周辺では雨が降り続いている。当局は二次災害の恐れがあるとして、夜間の作業を禁じている。

マハラシュトラ州の都市部でも広い範囲で大雨となり、駅構内に水が流れ込んだり、線路が土砂で流出したりした。

地元メディアは一部のローカル線が運休を余儀なくされたと報じている。。

インドの雨季は6月から9月まで続く。この雨期は農作物に実りをもたらすが、しばしば甚大な災害を引き起こす。北部地域ではこの3週間で100人以上が死亡。被害の全容は明らかになっていない。

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