▽雪崩はチベット国境近くの峠で2月28日に発生。近くの工事現場で働く労働者54人が雪に埋もれた。
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インド北部ウッタラカンド州のチベット国境付近で発生した雪崩について、地元当局は2日、救助作業を終了したと明らかにした。
それによると、最後の犠牲者である8人目の遺体を収容したという。
雪崩はチベット国境近くの峠で2月28日に発生。近くの工事現場で働く労働者54人が雪に埋もれた。
救助隊は1日、雪崩に巻き込まれた人の数を55人から54人訂正。この1人は雪崩が発生する前に現場を離れ、帰宅していたことが明らかになった。
軍は1日の声明で、「救助隊が50人を救助し、行方不明者の捜索を続けている」と述べていた。
亡くなった8人の身元と死因は明らかにされていない。
救助隊はドローンや災害救助犬を使って行方不明者を捜索した。
労働者の多くは出稼ぎ労働者で、インドからチベットに続く高速道路の拡幅工事に従事していた。
ヒマラヤ地域は地球温暖化の影響を強く受けており、近年雪崩が多発している。
ウッタラカンド州の山岳地帯で2022年に発生した雪崩では27人の登山訓練生が死亡した。