◎この工場は地域経済を活性化し、インドの防衛・航空宇宙産業を強化すると期待されている。
2024年10月28日/インド、西部グジャラート州、民間軍用機工場の開設式典、モディ首相(右)とスペインのサンチェス首相(AP通信)

インド西部グジャラート州で28日、同国初となる民間軍用機工場の落成式が行われ、モディ(Narendra Modi)首相とスペインのサンチェス(Pedro Sánchez)首相が出席した。

この工場は地域経済を活性化し、インドの防衛・航空宇宙産業を強化すると期待されている。

両首脳は工場に続く大通りまで公用車で移動、地元住民の歓迎を受けた。

両首脳はその後、スペイン・エアバス社とタタ・アドバンスト・システムズ(TASL)が共同でエアバスC295輸送機を生産し、インド空軍を主な顧客とする製造拠点「タタ・エアクラフト・コンプレックス」の運用開始を祝った。

サンチェス氏はこのプロジェクトについて、「インドを産業大国に、投資と企業間協力の要石にするというモディ氏のビジョンの勝利だ」と称賛した。

またサンチェス氏は「エアバス・スペインとTASLのパートナーシップは両国の航空宇宙産業の発展に貢献し、他の欧州企業のインド参入を後押しするだろう」と述べた。

エアバス・スペインは欧州の航空大手。TASLはインド大手財閥タタ・グループの傘下企業である。

TASLの会長はこの提携と新工場をインドの防衛部門の発展と新たな幕開けと称えた。

この工場は2021年に締結された25億ドルの契約に基づき建設された。エアバスは56機のC295輸送機を納入する。そのうち16機はスペイン・セビリアの工場で組み立てられる予定だ。

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