◎夫妻は今年2月、婚姻法に違反したとして禁固7年を言い渡され、控訴していた。
パキスタンの控訴裁判所が27日、カーン(Imran Khan、服役中)元首相とその妻への実刑判決を支持した。
夫妻は今年2月、婚姻法に違反したとして禁固7年を言い渡され、控訴していた。
カーン被告の支持者はこの判決に激怒し、SNSで怒りを爆発させた。
地元メディアによると、カーン被告の弁護団は最高裁に上告すると「神に誓った」という。
カーン被告と妻のビビ(Bushra Bibi)被告は「離婚から3カ月以内に再婚してはならない」という婚姻法の条項に違反したとして、禁固7年を言い渡された。
カーン被告の3番目の妻であるビビ被告はスピリチュアル・ヒーラーとして働く男性と結婚していたが、カーン被告と結婚する3カ月以上前に離婚したと主張。検察は離婚届などの証拠を提出し、この主張を「嘘っぱち」と一蹴した。
カーン氏は検察を「とんでもない奴ら」「シャリフ政権の奴隷」などと呼び、婚姻法違反を否定している。
カーン氏は2022年の不信任決議で弾劾され、翌年5月に逮捕。現在、150件以上の訴訟を抱え、ラワルピンディの刑務所に収監中である。
カーン氏は全ての告発を否定し、22年の弾劾を米国とシャリフ政権による陰謀と主張している。