◎中国ではこのような殺傷事件が定期的に発生している。
中国、首都北京(Getty Images)

中国南西部・雲南省昭通市鎮雄県の病院で7日、殺傷事件があり、2人が死亡、21人が負傷した。

国営メディアによると、鎮雄県在住の男が現行犯逮捕されたという。

ソーシャルメディアで拡散した動画にはナイフのような刃物を持った男と対峙する警備員の姿が映っていた。

中国中央テレビ(CCTV)は警察関係者の話しとして、「男に切りつけられた2人の死亡を確認し、21人が病院で手当てを受けている」と伝えている。

警察は容疑者の身元と認否を明らかにしていない。

病院内で事件を目撃したという女性はCCTVの取材に対し、「負傷者の中には医師も含まれている」と語った。

それによると、複数人が容疑者を取り押さえようとした際、手や足を切りつけられたという。

鎮雄県は雲南省の最大都市・昆明の北東360キロに位置する。

中国ではこのような殺傷事件が定期的に発生している。昨年7月には広東省の幼稚園でナイフを持った男が6人を殺害した。

2022年には上海の病院でナイフを持った男が15人を負傷させ、うち6人が重傷を負った。この男は昨年、死刑を言い渡された。

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