香港の集合住宅で大規模火災、36人死亡、279人行方不明
現場は新界地区の郊外、大埔(タイポー)地区の住宅団地。政府は消防士1人を含む少なくとも36人が死亡し、さらに279人が行方不明と報告した。
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香港市内の集合住宅で大規模火災が発生し、少なくとも36人が死亡、279人が行方不明になっている。政府が26日、明らかにした。
現場は新界地区の郊外、大埔(タイポー)地区の住宅団地。政府は消防士1人を含む少なくとも36人が死亡し、さらに279人が行方不明と報告した。
ジョン・リー(李家超、John Lee)行政長官は記者会見で、「警察と消防が火災原因を調査する専門チームを設置した」と語った。
現地メディアによると、この火災で数百人の住民が避難。少なくとも29人が病院に搬送されたという。
中国中央テレビ(CCTV)によると、習近平(Xi Jinping)国家主席は26日、火災の犠牲者に哀悼の意を表したという。
この集合住宅は8棟からなり、約2000戸に約4800人の住民が居住。その多くが高齢者とのこと。1980年代に建設され、大規模な改修工事が行われていた。
報道によると、火災は建物の一つである32階建て団地の外部足場から始まり、その後建物内部、さらに隣の建物に延焼。風の影響で急速に燃え広がったとみられる。
出火原因は明らかになっていない。
数百人の消防士と数十台の消防車が消火活動に当たっている。
