武装集団がインド人2人殺害、1人拉致 ニジェール
事件は同国南西部の地域で15日に発生。銃を持った男たちが建設現場で働いていたインド人2人を射殺し、もう1人を拉致した。
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アフリカ西部・ニジェールで身元不明の武装集団がインド人2人を殺害し、1人を拉致した。インド当局が18日、明らかにした。
それによると、事件は同国南西部の地域で15日に発生。銃を持った男たちが建設現場で働いていたインド人2人を射殺し、もう1人を拉致したという。
在ニジェール・インド大使館はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「現地当局と連絡を取り合い、被害者の遺体の送還と拉致された個人の安全を確保するために対応している」と述べた。
軍事政権はコメントを出していない。
ロイター通信によると、事件は首都ニアメから140キロほど離れた町で発生したという。
ニジェールは23年7月のクーデターでバズム(Mohamed Bazoum)大統領を追放して以来、西側諸国と距離を置いている。
軍政は旧宗主国フランスに部隊撤退を命じ、24年5月には米国との軍事協定を打ち切ると一方的に発表。米軍は24年9月に撤退を終えた。
それ以来、軍政は国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)系組織への対応に苦慮してきた。
現地メディアによると、同国では外国人を標的とするテロ攻撃が増加している。
20年以上援助活動に従事してきたオーストリア人女性は今年、何者かに拉致された。さらに4月にスイス人女性、インド人労働者5人も拉致されている。