武装集団がアフマディーの礼拝所を襲撃、6人負傷 パキスタン東部
事件はパンジャブ州ラブワで発生。金曜礼拝に集まっていた信者が標的になった。
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パキスタン東部パンジャブ州で10日、身元不明の武装集団がイスラム教少数宗派アフマディーの礼拝所を襲撃し、信者6人に軽傷を負わせた。
現地メディアによると、警備員が襲撃者1人を射殺。残り2人は逃走したという。
事件はパンジャブ州ラブワで発生。金曜礼拝に集まっていた信者が標的になった。
州警察の広報担当は記者会見で、「武装した3人組がアフマディーの信者6人に軽傷を負わせ、警備員が対応した」と語った。
パキスタン議会は1974年にアフマディーを非イスラムと宣言。その結果、多くのアフマディー教徒がスンニ派の標的となってきた。
スンニ派の過激派はアフマディーを異端とみなし、教徒の家や礼拝所を定期的に攻撃している。
アフマディーはモスクでの礼拝も禁じられている。
現地メディアによると、警察が礼拝所を封鎖し、逃走した2人組を追っている。
ソーシャルメディアで共有された動画には、礼拝所の門の外で襲撃者とみられる男が撃たれ、倒れる様子が映っていた。
急進的なイスラム主義政党である「パキスタン・ラバイク運動(TLP)」の支持者はアフマディーが神を冒涜したとして、数多くの攻撃を実行してきた。