◎現場は州都クエッタ近郊。元上院議員を乗せた車が爆発に巻き込まれた。
パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、元上院議員を含む3人が死亡した。警察が3日、明らかにした。
それによると、現場は州都クエッタ近郊。元上院議員を乗せた車が爆発に巻き込まれたという。
ザルダリ(Asif Ali Zardari)大統領と他の政府高官はこれを「爆弾テロ」と呼び、非難した。
犯行声明を出した組織は確認されていない。地元メディアによると、TTP(パキスタンのタリバン運動)が関与を否定する声明を出したという。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切り、軍と警察への攻撃を強化した。
パキスタン政府はアフガンのタリバン暫定政権がTTP戦闘員を保護していると主張。タリバンはこれを否定している。