インドネシア・バリ島便の運航再開、火山噴火で87便影響
レウォトビ・ラキラキ山は17日に噴火。噴煙の高さは1万1000メートルに達し、広い範囲で降灰が確認された。
.jpg)
バリ便は東部のレウォトビ・ラキラキ山の噴火による噴煙の影響で運航を停止していた。
レウォトビ・ラキラキ山は人気観光地のフロレス島にある。標高は1584メートル。
レウォトビ・ラキラキ山は17日に噴火。噴煙の高さは1万1000メートルに達し、広い範囲で降灰が確認された。
バリ空港の運営会社は声明で、噴火の影響を受けたバリ島発着便は87便(国際線66便、国内線21便)に上り、オーストラリア、シンガポール、ベトナム、マレーシアの便などが欠航したと明らかにした。
また会社は19日にこの運航を再開し、オーストラリア、ベトナム、シンガポール、マレーシア、中国への便が予定通り出発したと述べた。
これらの便はマレーシア航空、バージンオーストラリア航空、ジェットスター、シンガポール航空など、複数の航空会社が運航している。
火山地質災害対策局はレウォトビ・ラキラキ山の噴火警戒レベルを4段階中の最高レベルに引き上げ、立ち入り禁止エリアを火口から半径8キロに拡大している。
レウォトビ・ラキラキ山はインドネシアで最も活発な火山のひとつであり、昨年11月の噴火では10人が死亡、数十人が負傷した。
今年3月の噴火でも噴煙の高さが8000メートルに達した。
インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。