インド北部で洪水、3人死亡、少なくとも12人行方不明
洪水は25日夜に発生。水力発電プロジェクトの現場近くにある仮設の宿舎で休んでいた作業員少なくとも15~20人が流されたという。
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インド北部ヒマラヤ山麓にあるヒマチャルプラデシュ州で豪雨による洪水が発生し、3人が死亡、少なくとも12人が行方不明になっている。現地当局が26日、明らかにした。
それによると、洪水は25日夜に発生。水力発電プロジェクトの現場近くにある仮設の宿舎で休んでいた作業員少なくとも15~20人が流されたという。
地元議員はソーシャルメディアへの投稿で、「25日の夜遅くに貯水池の水位が急上昇し、下流の休憩所にいた作業員が巻き込まれた」と述べている。
この地域はチベット文化で知られる観光地で、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世の居住地として知られるダラムサラから18キロほど離れた場所にある。
地元テレビ局は当局者の話しとして、「行方不明者の捜索を続けており、26日午前の時点で3人の遺体を収容した」と伝えている。
それによると、当局は洪水の影響で身動きが取れなくなった約50人の観光客を安全な場所に避難させたという。
インド北東部で先月前に発生した大雨では少なくとも22人が死亡。アッサム州、ミゾラム州、トリプラ州、メガラヤ州で死者が確認された。
インドでは6月から9月頃までモンスーンによる雨が続く。