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TikTokインフルエンサー殺害、被害者の父親が心境語る パキスタン

この事件はイスラマバードで6月初めに発生。ティックトックで100万人以上のフォロワーを持つサナ・ユスフ(17歳)さんが射殺された。
2025年9月25日/パキスタン、首都イスラマバードの裁判所、殺人罪で起訴された被告と警察官(AP通信)

パキスタン・イスラマバードで17歳のティックトック(TikTok)インフルエンサーが殺害された事件について、被害者の父親は25日、正義が下されると信じていると表明した。

この事件はイスラマバードで6月初めに発生。ティックトックで100万人以上のフォロワーを持つサナ・ユスフ(Sana Yousuf、17歳)さんが射殺された。

警察はその後、東部パンジャブ州でウマル・ハイアット(Umar Hayat、22歳)容疑者を逮捕、送検した。

ユスフさんの父親であるハッサン(Syed Yousaf Hassan)氏はイスラマバード地裁の公判に出席した後、記者団に対し、「判事が正しい判決を下すことを望んでいるし、信じている」と語った。

またハッサン氏は「ソーシャルメディアを利用するすべての子供たちが、娘が受けた苦痛と同じような悲劇から守られることを願っている。私は命が尽きるまでこの裁判を追求するつもりだ」と述べた。

被告は容疑を否認している。

現地メディアによると、被告は殺害後にユスフさんの携帯電話を盗んだという嫌疑も否定。ユスフさんの携帯は現在も見つかっていない。

警察によると、被告はユスフさんに友達申請を拒否されたことに腹を立て、イスラマバードの自宅に押し入り、発砲したという。

検視の結果、ユスフさんの身体から2発の銃弾が摘出された。

ユスフさんは動画を通じて伝統的な音楽や衣装を紹介することで知られていた。

またユスフさんは女子教育の促進にも尽力していた。

パキスタンのティックトックユーザー数は6000万人を超え、その多くがティーンエイジャーである。

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