インド・カシミールの警察署で爆発、9人死亡、32人負傷
爆発は主要都市スリナガルにある警察署内で14日深夜に発生。爆発物調査チームと警察官が爆発物を検査中であった。
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インドの係争地カシミール地方の警察署内で保管されていた爆発物が爆発し、少なくとも9人が死亡、32人が負傷した。警察が15日、明らかにした。
それによると、爆発は主要都市スリナガルにある警察署内で14日深夜に発生。爆発物調査チームと警察官が爆発物を検査中であった。
スリナガル警察の本部長は声明で、「これは事故であり、人為的な犯行ではない」と強調した。
警察によると、死者の大半は警察官と法医学関係者。負傷者の一部は意識不明の重体と伝えられている。
この爆発で警察署は大破し、複数の車両が炎上した。地元メディアによると、最初の大きな爆発後、小規模な爆発が相次いだため、消防は直ちに救助活動を開始できなかったという。
首都ニューデリーでは今週初めに自爆テロが発生し8人が死亡。当局はテロ事件と断定し、カシミール地方でこのテロに関与したとされる2人の医師を含む少なくとも7人を逮捕したと報告している。
地元メディアによると、当局はこのテロ以来、カシミール地方で一斉捜査を継続中。数百人を尋問し、数十人を拘束したという。
当局は15日、自動者爆弾を起爆した運転手の身元を特定し、カシミール地方の医師であることを確認したと発表した。
インドの宿敵パキスタンの首都イスラマバードでも今週、地方裁判所近くで自爆テロが発生し、12人が死亡、27人が病院に搬送された。
パキスタン最大のイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)の分派が犯行声明を出している。
