インドネシア東部「レウォトビ・ラキラキ山」噴火、ケガ人なし

レウォトビ・ラキラキ山はインドネシアで最も活発な火山のひとつであり、昨年11月の噴火では10人が死亡、数十人が負傷した。
2025年6月17日/インドネシア、東ヌサトゥンガラ州、噴煙を上げるレウォトビ・ラキラキ山(Getty Images/AFP通信)

インドネシア東部のレウォトビ・ラキラキ山が17日に噴火し、広い範囲で降灰が確認された。死傷者の情報はない。

レウォトビ・ラキラキ山は人気観光地のフロレス島にある。標高は1584メートル。

火山地質災害対策局は17日、レウォトビ・ラキラキ山の噴火警戒レベルを4段階中の最高レベルに引き上げ、立ち入り禁止エリアを火口から半径8キロに拡大した。

国家災害対策庁は声明で、17日の午後以来、50回の噴火活動(通常は1日8~10回)が確認され、噴煙の高さは1万メートルに達したと報告した。

地元メディアによると、噴煙は火口から150キロほど離れた場所でも視認できたという。

地元当局は火山とその周辺で雨が降り、土石流が発生する可能性があると警告。禁止エリアに立ち入らないよう求めた。

レウォトビ・ラキラキ山はインドネシアで最も活発な火山のひとつであり、昨年11月の噴火では10人が死亡、数十人が負傷した。

今年3月の噴火でも噴煙の高さが8000メートルに達した。

インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。

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