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▽事故調査委員会は米国家運輸安全委員会(NTSB)や仏民間航空局(CAA)などと協力して事故原因を調査している。
2024年12月29日/韓国の務安国際空港、滑走路を逸脱・炎上した済州航空7C2216便(ロイター通信)

韓国の事故調査委員会が27日、務安国際空港で発生した旅客機事故の調査報告書(第1弾)を公表した。

それによると、墜落したボーイング737-800型機の両エンジンからトモエガモのDNAが検出されたという。

事故調査委員会は国家運輸安全委員会(NTSB)や仏民間航空局(CAA)などと協力して事故原因を調査している。

この事故は昨年12月29日に発生。胴体着陸を試みた済州航空7C2216便(バンコクー務安)が滑走路を外れてコンクリート壁に激突・炎上。乗客乗員181人のうち179人の死亡が確認された。

着陸装置が作動しなかった原因やフライトデータレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー(CVR)が墜落の4分7秒前に停止した理由は明らかになっておらず、引き続き調査を継続するとしている。

報告書は国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)、米国、フランス、タイに送られる予定である。

パイロットは不時着する直前、管制塔にバードストライク(鳥の衝突)の可能性があると報告していた。

パイロットがバードストライクを報告した正確な時刻は未確認のままだが、報告書によると、同機はゴーアラウンド中、バードストライクを理由に救難信号を発信したという。

FDRとCVRは救難信号を発信する直前に停止したとされる。

この時、同機は高度498フィート(152メートル)、滑走路から約2キロの地点を時速161ノット(300キロ)で飛行中であった。

ICAOは事故調査官に対し、事故発生から30日以内に最初の報告書を、12ヶ月以内に最終報告書を公表するよう奨励している。

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