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韓国で「ドバイ・チューイー・クッキー」大ヒット、モチモト食感

「ドバイ・チューイー・クッキー」はその名に反してクッキーというより、モチのような弾力のある食感が特徴で、チョコレートマシュマロの外側にピスタチオクリームとカダイフの細片を詰め込んだ構造になっている。
韓国で人気のドバイ・チューイー・クッキー(Getty Images)

中東ドバイ発のチョコレート系新デザートが韓国全土で爆発的な人気を集めている。報道によると、このデザートは「ドバイ・チューイー・クッキー(Dubai chewy cookie)」と呼ばれ、ドバイで人気を博したピスタチオクリームやカダイフ(中東の細い揚げ菓子)を詰めたチョコレートの味をヒントに、韓国で独自にアレンジされたものだ。

「ドバイ・チューイー・クッキー」はその名に反してクッキーというより、モチのような弾力のある食感が特徴で、チョコレートマシュマロの外側にピスタチオクリームとカダイフの細片を詰め込んだ構造になっている。見た目も味もインパクトが強く、販売店では開店直後に数百個が売り切れる人気ぶりだという。

このデザートの人気に火を付けたのは、人気ガールズグループIVEのチャン・ウォニョン(Jang Won-young)がインスタグラムに写真を投稿したことだった。これをきっかけに若者を中心とするSNSユーザーの間で話題となり、口コミで広がった。現在の価格は1個当たり5000〜1万ウォンと比較的手頃であるものの、需要が供給を上回っているため価格は上昇傾向にある。

人気はデザート専門店やベーカリーだけにとどまらず、通常は焼き菓子を扱わない寿司店や冷麺店などでも取り扱われ始め、韓国料理のジャンルを超えた広がりを見せている。大手コンビニチェーン「CU」は昨年10月にこのスイーツを発売し、ここ数カ月で180万個以上を販売したと報じられた。メーカー側は「生産能力が需要に追いつかない」と述べるなど、供給不足の深刻さがうかがえる。

このデザート人気は材料価格にも影響を及ぼしている。主原料であるピスタチオの需要が高まったことから、小売店では価格が上昇し始めており、店によっては仕入れ価格が前年に比べ2割程度高騰したとの報道もある。

あまりの人気ぶりから、どの店舗で在庫があるかをリアルタイムで示す「ドバイ・チューイー・クッキー・マップ」まで作成され、SNS上で共有されている。店舗によっては1人あたりの購入数を制限するなど、人気商品としての供給管理にも追われている。

一方で、類似商品や模倣品も市場にあふれ、消費者からは「カダイフが入っていない」「外側の食感が違う」といった不満の声も上がっている。このため、消費者がレビューで品質を見極める動きも強まっている。

食のトレンドとして、ドバイ発のスイーツが韓国で再解釈されヒットした例は珍しく、今後も類似の中東風デザートが注目を集める可能性がある。韓国国内では引き続き人気が続く見込みで、国内外の食文化交流の一端としても話題を呼んでいる。

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