◎漁師たちは同国南岸沖で漁をしている最中、正体不明の液体が入ったボトルを発見、回収した。
スリランカの沖合で漁をしていた漁師が液体入りのボトルを回収。それを飲み、4人が死亡、2人が重体となっている。海軍が29日、明らかにした。
それによると、漁師たちは同国南岸沖で漁をしている最中、正体不明の液体が入ったボトルを発見、回収したという。
海軍の報道官は記者団に対し、「漁師たちはそれをアルコールと思い、飲んだとみられる」と語った。
地元テレビ局は水産庁関係者の話しとして、「通報を受け現場に急行した海軍の巡視艇が6人を救助した」と伝えている。
それによると、漁師たちはボトルを複数本回収し、この海域で操業している同業者にその一部を渡したとみられる。
海軍の巡視艇はこの漁船を首都コロンボから200キロほど離れた港に曳航中と伝えられている。この漁船は6月4日に出港した。
亡くなった4人と重体の2人が同じ漁船の乗組員かどうかは分かっていない。地元メディアによると、この漁船が出航した港では生存者をヘリで輸送するよう求めるデモが行われている。
ボトルに入っていた液体の正体は不明。海軍は詳細が判明次第、声明を出すとしている。