インドネシア寄宿学校倒壊、死者14人に、行方不明者の捜索続く
事故は東ジャワ州シドアルジョのイスラム寄宿学校で9月29日の午後に発生。100人以上の生徒が午後の礼拝に集まろうとしていた時に建物の一部が倒壊した。
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インドネシア・東ジャワ州のイスラム寄宿学校が倒壊した事故について、国家防災庁(BNPB)は3日、これまでに14人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。
事故は東ジャワ州シドアルジョのイスラム寄宿学校で9月29日の午後に発生。100人以上の生徒が午後の礼拝に集まろうとしていた時に建物の一部が倒壊した。
救助隊は手作業で生存者を探し、5人を救助。しかし、2日までに新たな生存反応が確認されなかったため、大型重機を投入した。
3日の夕方までに9人の遺体が見つかり、確認された死者数は14人となった。約50人の生徒が依然行方不明である。
BNPBの長官は声明で、3日に発見された遺体のうち2体は礼拝堂エリアで、1体は出口付近で見つかったと明らかにした。
倒壊に巻き込まれた生徒の大半が12歳から19歳の男子生徒であった。女子生徒は建物の別の場所で祈りを捧げていたため、倒壊に巻き込まれることなく脱出できたという。
事故発生当時、建物では工事が行われていた。建設作業員がコンクリートを打設中に建物の基礎柱が崩れたとされる。
地元メディアは学校が必要な許可を取らずに増築工事を行っていたと伝えているが、詳細は明らかになっておらず、学校もコメントを出していない。
この建物は3階建て(もとは2階建てとの情報)で、4階を増築する予定であった。