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パキスタン・ショッピングモール火災、死者6人に、数十人行方不明

火災は17日の午後10時ごろに発生。急速に燃え広がり、救助活動は難航した。
2026年1月18日/パキスタン、最大都市カラチ、火事が発生したショッピングモール(AP通信)

パキスタン南部シンド州の最大都市カラチのショッピングモールで17日夜に発生した火災について、消防当局は18日、これまでに消防隊員1人を含む6人の死亡を確認したと明らかにした。火災は17日の午後10時ごろに発生。急速に燃え広がり、救助活動は難航した。

報道によると、化粧品、衣類、プラスチック製品など可燃性の高い商品を扱っていた店舗が全焼。このモールは4階建てで、地下も含め約1200店が入店し、消防は炎が上階まで一気に広がったと説明している。消防隊は24時間近くにわたり消火作業にあたったが、炎は建物の複雑な構造と密集した商品に助長され、鎮火までに時間を要した。

救助隊は建物内や地下から5人の遺体を発見し、消防隊員1人が火災を消し止めようとした際に死亡したと明らかにした。現場では黒煙が上がり、建物の一部が崩落する場面も確認された。多くの家族が消火活動を心配そうに見守り、消防は数十人が内部に取り残されている可能性があるとしている。

負傷者も多数出ており、一部は病院で治療を受けている。現時点で正確な負傷者数は報告されていないものの、地元テレビ局は重傷者が含まれていると報じている。また、数十人が行方不明との報道もある。

出火原因は特定されておらず、当局が調査を進めている。警察と消防当局は電気系統のショートや設備トラブルを含む複数の要因を慎重に調べている。

シャリフ(Shehbaz Sharif)首相は18日、犠牲者に哀悼の意を表し、負傷者や影響を受けた家族への支援を行うよう当局に指示したと明らかにした。また、再発防止のために利用可能な全ての資源を動員するよう求めた。地元メディアは都市部の建築物における安全基準の不備と違法建築が類似の悲劇を繰り返す要因になっているとして、規制強化の必要性を訴えている。

カラチでは過去にも商業施設や工場で大規模火災が発生しており、安全基準の欠如や防火設備の不十分さが指摘されてきた。2023年11月にもショッピングモールで火災が発生し、10人が死亡、20人以上が負傷した。専門家は今回の火災を受け、都市全体の防災インフラと法執行体制の抜本的改善が急務であると強調している。

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