台風25号がベトナム中部を直撃、2人死亡、フィリピンで行方不明者の捜索続く
25号はベトナムに上陸後、熱帯低気圧に変わった。ラオスやタイ北東部でも大雨が予想されている。
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台風25号が7日、ベトナム中部に猛烈な風と雨をもたらした。
国営メディアによると、中部の2省で建物被害や停電、倒木が確認され、少なくとも2人が死亡したという。
25号はベトナムに上陸後、熱帯低気圧に変わった。ラオスやタイ北東部でも大雨が予想されている。
タイの気象台は7日、北東部地域の市民に対し、大雨により洪水や土砂災害のリスクが高まっているとして、最新の気象情報を確認するよう呼びかけた。
25号はフィリピン中部に甚大な被害をもたらした。マルコス・ジュニア(Ferdinand Marcos Jr.)大統領は6日に国家非常事態を宣言した。
フィリピン国家災害リスク軽減・管理協議会(NDRRMC)によると、7日午前の時点で少なくとも188人が死亡、135人が行方不明になっている。
マルコス・ジュニア氏は7日、台風26号が来週初めにも北部地域に接近・上陸する可能性があるとして、市民に早めの避難を呼びかけた。
NDRRMCによると、セブ島の被害が特に深刻で、少なくとも139人が死亡し、100人近くが土砂崩れや家屋の倒壊に巻き込まれて死傷、少なくとも79人が行方不明になっているという。
西ネグロス州と東ネグロス州でも数十人が行方不明になっている。
マルコス・ジュニア氏は7日にセブ島の被災地を視察する予定だ。
