▽習近平指導者は今後の「極端な事件」を防止するための措置を講じるよう地方政府に命じた。
中国・広東省珠海市で暴走車が群衆に突っ込み、35人が死亡した事件について、現地の裁判所が62歳の被告に死刑を言い渡した。国営メディアが27日に報じた。
中国中央テレビ(CCTV)は判決を引用し、「被告は離婚調停に不満を募らせ、車を暴走させて大勢を殺害した」と伝えている。
裁判は珠海市の裁判所で行われた。CCTVによると、被害者の親族たちは現場のスポーツセンター近くで死刑を求めるデモを行っていたという。
判事は「犯行の動機は極めて卑劣であり、犯行の性質は極めて下劣であり、犯行の手段は特に残酷であり、犯行の結果は特に深刻であり、大きな社会的損害をもたらした」と断じた。
この襲撃事件は10月末から11月にかけて中国で発生した事件のひとつである。
習近平指導者は今後の「極端な事件」を防止するための措置を講じるよう地方政府に命じた。
この命令により、地方の指導者たちは夫婦間のトラブルから相続をめぐる意見の相違まで、「攻撃の引き金」となりうる個人的な争いを調査することになった。
CCTVによると、被告は離婚後の財産分野に不満を募らせ、やけくそになって車を暴走させ、人ごみに意図的に突っ込んだという。
湖南省で小学生と保護者の列に車で突っ込み30人を負傷させた運転手は今週初め、2年間の執行猶予付きの死刑判決を受けた。このような判決は通常、終身刑に減刑される。