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▽石炭と重油を積んだ貨物船はサハリン島の南西沖で座礁。燃料の流出は確認されていない。
ロシア極東に位置するサハリン島の沖合、貨物船(Getty Images)

ロシア極東サハリン島沖で中国の貨物船が座礁し、サハリン州知事が非常事態を宣言した。国営メディアが9日に報じた。

それによると、石炭と重油を積んだ貨物船はサハリン島の南西沖で座礁。燃料の流出は確認されていない。

サハリン州知事はテレグラムへの投稿で、「乗組員20人にケガはないと連絡を受けている」と明らかにした。

ロシア緊急事態省も声明を出し、サハリン州知事と連絡を取り合っていると述べた。

知事は声明の中で、「今のところ燃料の流出は確認されていないが、最悪の事態に備える必要がある」と強調した。

それによると、救助隊が現場に向かったものの、悪天候のため、貨物船に近づけずにいるという。

貨物船は沖合約200メートル地点で座礁。地元当局は燃料が漏れた場合に備え、オイルフェンスなどを準部している。

ロシアとウクライナを隔てるケルチ海峡で昨年ロシアの燃料タンカーが沈没した事故ではマズート(重質で低品質の石油製品)が大量に流出した。

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