◎中国の自動車メーカーは国内経済が伸び悩む中、さらなる成長を求めて積極的に輸出を拡大してきた。
中国のモーターショー(Getty Images)

2023年の中国の自動車輸出が22年から63.7%増加し、日本を抜いて世界一の自動車輸出国になる見通しだ。中国汽車工業協会が11日、明らかにした。

それによると、昨年1年間の輸出台数は410万台に達したという。国内販売は中央政府のインセンティブの後押しで4.2%増加した。

日本の輸出台数は11カ月間で360万台。最終結果は1月末に公表される予定だ。

中国の自動車メーカーは国内経済が伸び悩む中、さらなる成長を求めて積極的に輸出を拡大してきた。

各社は政府の補助金を利用して電気自動車の開発にも力を入れ、世界最大の市場を構築している。

昨年の国内販売台数は約2190万台、2017年の2400万台には届かなかった。

中国汽車工業協会によると、ウクライナ侵攻の影響で欧州と日本のメーカーがロシアから撤退した結果、ロシア向けの販売が爆発的に増加したという。

メーカーは11カ月間で自動車だけでなくトラックやバスを約84万台ロシアに輸出した。

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