▽習主席は訪問先のロシア・モスクワでミャンマー軍政のフライン総司令官と会談した。
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中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が3月の大地震で壊滅的な被害を受けたミャンマーの復興努力を支援すると約束した。国営メディアが9日に報じた。
新華社通信によると、習主席は訪問先のロシア・モスクワでミャンマー軍政のフライン(Min Aung Hlaing)総司令官と会談したという。
この地震(M7.7)は3月28日に発生。軍政によると、第2の都市マンダレーや首都ネピドーなどで3726人が死亡、5105人負傷し、129人が行方不明になっている。
地元の独立系メディアは5月1日時点で死者数を5400人超、行方不明者を1万1100人超、行方不明者を579人と報告している。
フライン氏はこの地震で国際的な孤立から抜け出すことに成功した。軍政は4年前のクーデターで政権を奪取して以来、外交的に孤立していた。
地震後、中国、インド、ロシアを含む数十カ国が支援を提供した。
新華社通信はフライン氏の発言を引用し、「ミャンマーは中国が提案した3つのグローバル・イニシアティブと、近隣諸国と未来を共有する共同体を構築するというビジョンを高く評価し、共通の課題に取り組むために中国と協力する用意がある」と報じた。
被害の全容は明らかになっておらず、軍政の統治下にない地域でも被害が多数報告されている。ミャンマーの国土の半分以上が反体制派の支配下にある。
当局は4月中旬時点で家屋と建物6万5096棟、学校2514棟、4317の仏教僧院の居住区、6027のパゴダと寺院、350の病院と診療所、170の橋、586のダム、主要幹線道路の203区間で被害を確認したと明らかにした。
軍政は今週、内戦の停戦期間を5月31日まで延長した。