◎火災は17日の午後6時過ぎに発生。16人の死亡が確認された。
2024年7月18日/中国、四川省自貢市、火災が発生した14階建てショッピングモール(CCTV)

中国南西部・四川省自貢市の14階建てショッピングモールで発生した火災について、捜査当局は18日、施設内の工事現場から出火したとみられると明らかにした。

火災は17日の午後6時過ぎに発生。16人の死亡が確認された。中国中央テレビ(CCTV)によると、鎮火に10時間近くかかったという。

このモールには映画館やレストランの他、企業のオフィスも入っていた。

ソーシャルメディアで共有された動画にはモールの低階層から黒煙が上がり、建物全体を飲み込む様子が映っていた。

新華社通信は当局者の話しとして、「モール内の工事現場から出火した可能性があり、責任者から話を聞いている」と報じた。

それ以上の詳細は明らかになっていない。

モール内から避難したという女性はCCTVの取材に対し、「職員に避難してくださいと言われ、最初は訓練かと思った」と語った。

別の女性は「サイレンが鳴ったものの、周りの人は皆、普通に買い物をしていた」と述べた。

国家消防局の報道官は17日、「今年ホテルやレストランなど、公共施設で発生した火災は前年から40%増加し、電気系統の不具合やガス管の故障が出火原因の多くを占めている」と明らかにしていた。

南東部江西省の商業ビルで今年1月に発生した火災では39人が死亡。地下室での無許可の溶接が原因だった。

2月には江蘇省南京市の住宅ビルの駐車場で電動自転車から出火、15人が死亡している。

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