◎これから本格的な冬を迎えるにあたり、マスクの着用や手洗いうがいの徹底など、基本的な感染予防対策を徹底することが重要だ。
中国の保健当局は26日、国内でインフルエンザを含む既知のウイルスによる呼吸器疾患の報告が急増していると発表した。
世界保健機関(WHO)は今週、中国に対し、呼吸器疾患や小児肺炎の集団感染が憂慮されているとして、これらの感染状況を正確に報告するよう要請していた。
国家衛生健康委員会の報道官は記者会見で、「最近の呼吸器疾患の集団発生はインフルエンザウイルス、ライノウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、肺炎マイコプラズマなど、既知の一般的なウイルスによって引き起こされている」と述べた。
また報道官は地方自治体に対し、発熱クリニックの数を増やし、子供や高齢者に予防接種を促進するよう呼びかけた。
中国中央テレビ(CCTV)は医療専門家の話しとして、「これから本格的な冬を迎えるにあたり、マスクの着用や手洗いうがいの徹底など、基本的な感染予防対策を徹底することが重要だ」と伝えている。
日本を含む西側諸国でもインフルやRSウイルスの集団感染が報告されている。