◎李氏は2020年1月から2021年12月まで中国チームの監督を務めていた。
サッカーボール(Getty Images)

中国のサッカー男子代表の元監督である李鉄(Li Tie)氏が懲役20年の実刑判決を受けた。国営メディアが13日に報じた。

李氏は2020年1月から2021年12月まで中国チームの監督を務めていた。

中国中央テレビ(CCTV)によると、李氏は監督の立場を利用して約700万ドルの賄賂を受け取ったとして、逮捕・起訴されたという。

李氏は湖北省の裁判所で有罪判決を受けた。

CCTVによると、李氏は地元のサッカークラブで働いていた2015年から2019年にかけて賄賂を受け取った容疑でも起訴された。

李氏はその見返りとして、特定の人物を代表チームに選出したり、特定のクラブを大会で優遇したり、選手と契約するのを手伝ったりしたという。

李氏の捜査は2022年11月に始まった。

中国のサッカー界では汚職事件が多発。20年以上にわたって八百長や接待スキャンダルに悩まされており、サポーターは代表チームの成績が低迷し続けているのは汚職のせいだと非難している。

3月には中国サッカー協会(CFA)の前会長である陳秀元(Chen Xuyuan)氏が収賄罪で終身刑を言い渡された。

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