◎警察はガス漏れが爆発を引き起こしたとみて捜査している。
中国北西部・寧夏回族自治区の銀川市にあるレストランで発生した爆発について、オーナーを含む9人が拘束された。国営メディアが22日に報じた。
爆発は21日夜に発生。中国中央テレビ(CCTV)によると、これまでに31人の死亡が確認され、7人が病院で手当てを受けているという。このうち1人は重体と伝えられている。
警察はガス漏れが爆発を引き起こしたとみて捜査している。
習近平(Xi Jinping)国家主席は負傷者と遺族への支援および調査に全力を尽くすよう呼びかけている。
CCTVは22日、レストランのオーナーを含む少なくとも9人が拘束されたと報じた。
このレストランは地元で人気の店とされ、事故が起きた当日には多くの家族が端午節の始まりを祝っていた。
地元メディアは10代の若者が事故に巻き込まれ亡くなったと報じている。
CCTVは習主席の声明を引用し、「負傷者の救助と遺族の安心のために全力を尽くし、事故原因を一刻も早く特定し、法律に基づいて責任を追及しなければならない」と伝えている。
このレストランは寧夏回族自治区の省都である銀川市の繁華街の一角にある。
CCTVはレストランの正面から黒煙が流れ出す様子を報じた。通りにはガラス片などが散乱していた。
それによると、消防や救急の隊員100人以上が現場で対応に当たったという。消火・救助活動は22日の午前4時(現地時間)まで続いた。
CCTVは当局者の話として、「一部の従業員は爆発が起きる1時間ほど前に異変に気付いていた可能性がある」と伝えている。
それによると、ある従業員が液化ガスタンク(液化ガス貯槽)のバルブが壊れているのを発見し、その交換作業中に爆発が起きたという。