◎事故は8日の現地時間午前0時過ぎに発生した。
中国当局は8日、南部江西省南昌市の高速道路で車やトラックなど数十台が絡む多重追突事故が発生し、少なくとも19人が死亡、20人が負傷したと発表した。
現場は南昌市郊外の高速道路。春節に先駆け帰省していた車で混雑していたと伝えられている。
事故は8日の現地時間午前0時過ぎに発生した。
国営メディアは目撃者の話を引用し、「負傷者が次々と現場から搬送され、まるで戦地のようだった」と報じている。
犠牲者の身元は明らかにされていない。負傷者は市内の複数の医療機関に搬送された。負傷者の容体は不明だが、一部メディアは数人が重傷と報じている。
国営メディアによると、高速道路の事故件数は近年規制が強化されたことで減少傾向にあるという。警察が事故の原因を調べている。
江西省にも上海や北京で働いている数百万人の出稼ぎ労働者が帰郷する見込みだ。地元当局は8日、市内の高速道路や幹線道路で渋滞が発生する可能性があると警告し、運転手に安全運転を呼びかけた。
中国は外国人入国者に義務付けていた検疫を8日に廃止し、ゼロコロナ政策は事実上終了した。当局によると、今後1カ月の間に移動する市民はのべ20億人超に達する見込み。