◎外需の低迷が続いており、輸出の伸びを妨げている。
中国税関総署は12日、同国の2023年12月の輸出が2カ月連続で増加したと明らかにした。
中国の輸出は米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州・アジアの中央銀行がインフレを抑えるために利上げを開始して以来、低迷している。
12月の輸出総額は前年同月比2.3%増の3,036億ドル。黒字額は753億ドルで、11月の683億ドルから10%増加した。
これは需要が回復しつつあることを示すものであり、輸入も0.2%増の2282億ドルであった。
中国税関総署の報道官は記者会見で、「外需の低迷が続いており、輸出の伸びを妨げている」と語った。
また報道官は「保護主義や一国主義といった要因も輸出に影響を与えており、輸出は依然として多くの困難に直面している」と指摘した。
デフレは弱さの表れである。12月の消費者物価指数(CPI)は0.3%減となり、3ヶ月連続で下落した。
12月の生産者物価指数(PPI)も2.7%減、15ヵ月連続で下落した。