◎中国を除くほぼすべての国がコロナとの共存に向けた準備を進める一方、中国共産党はコロナとの闘いを続けると誓っているようにみえる。
中国の国営メディアは18日、貴州省(きしゅうしょう)の高速道路でコロナウイルス検疫施設に向かっていたバスが横転し、27人が死亡、20人が負傷したと報じた。
中国中央テレビ(CCTV)によると、バスは18日早朝、市内の高速道路で横転したという。警察が捜査を進めているものとみられる。運転手の安否は明らかにされていない。
中国版ツイッターのウェイボー(Weibo)には政府のゼロコロナ政策に批判的な人たちの怒りのコメントが多数寄せられた。
PCR検査で陽性診断を受けた人は検疫所に隔離され、近親者は自宅待機を命じられる。
貴州省の警察はこの事故に関する声明をまだ出していない。
ウェイボーのあるユーザーは、「横転したバスに乗っていた」と投稿している。
別のユーザーは「いい加減にしてほしい」と訴えた。「世界はコロナウイルスを忘れつつあります...」
中国を除くほぼすべての国がコロナとの共存に向けた準備を進める一方、中国共産党はコロナとの闘いを続けると誓っているようにみえる。
CCTVによると、貴州省では感染者が急増しているようだ。同省の17日の新規陽性は712人だった。
共産党は第20回党大会を10月16日から北京で開き、習近平(Xi Jinping)国家主席の3期目続投を宣言するとみられる。
報道によると、北京の住民約2100万人は現在、公共施設や小売店を利用するために3日に1回PCR検査を行うよう求められている。