香港貨物機事故、海に落ちた残骸回収、調査進む
事故を起こしたのはトルコに本拠を置くエアACTが運航するボーイング747型機。アラブ首長国連邦ドバイ発の便で、現地時間午前3時50分ごろ、香港国際空港に着陸した。
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香港国際空港に着陸した貨物機が滑走路を逸脱して海に落ちた事故について、当局は26日、この貨物機を回収した。
この事故は20日早朝に発生した。
事故を起こしたのはトルコに本拠を置くエアACTが運航するボーイング747型機。アラブ首長国連邦ドバイ発の便で、現地時間午前3時50分ごろ、香港国際空港に着陸した。
空港当局によると、貨物機は着陸後、滑走路を外れて地上車両に衝突、海に突っ込んだ。
この車に乗っていた2人が死亡、機内の乗員4人は無事だった。
当局は大型クレーンで機体を持ち上げ回収。サルベージ作業に先立ち、専門家が水中ソナー調査を実施した。
機体の尾部やその他部品、フライトデータレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー(CVR)は24日に回収されていた。
政府によると、レコーダーは専門機関に送られたという。
エミレーツ航空は20日の声明で、この貨物機について、ウェットリース契約でエアACTが運航していたと説明した。
ウェットリースは航空機を貸し出す際、機体だけでなく乗務員(パイロットと客室乗務員)、整備、保険なども含めて一括で提供するリース形態である。
エミレーツ航空によると、機内に貨物は積載されていなかったという。
機体が滑走路を外れた理由は不明である。
