貨物機が滑走路を逸脱して海に滑落、2人死亡 香港国際空港
事故を起こしたのはトルコに本拠を置くエアACTが運航するボーイング747型機。アラブ首長国連邦ドバイ発の便で、現地時間午前3時50分ごろ、香港国際空港に着陸した。
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香港国際空港で20日早朝、着陸した貨物機が滑走路を逸脱して海に落ち、2人が死亡した。
当局によると、事故を起こしたのはトルコに本拠を置くエアACTが運航するボーイング747型機。アラブ首長国連邦ドバイ発の便で、現地時間午前3時50分ごろ、香港国際空港に着陸した。
同機はドバイ拠点のエミレーツ航空からリースされていた。
搭乗していた乗務員4人は救助され病院へ搬送された。当局によると、空港の地上車両に乗っていた2人が海に転落し、死亡したという。
エミレーツ航空は声明で、「運航中のボーイング747貨物機、EK9788便はウェットリース契約でエアACTが運航していた」と説明した。
ウェットリースは航空機を貸し出す際、機体だけでなく乗務員(パイロットと客室乗務員)、整備、保険なども含めて一括で提供するリース形態である。
エミレーツ航空によると、機内に貨物は積載されていなかったという。
地元テレビ局が報じた映像には、空港の防波堤沖で部分的に水没している機体が映っていた。
機体が滑走を逸脱した理由は不明。空港によると、事故後、北側滑走路が閉鎖され、南側と中央の滑走路は運用を継続しているという。
