◎このヘリは中国製で、2人が搭乗し、7月12日に空軍本部と連絡を取った後、消息を絶った。
ヘリコプター(AP通信)

カンボジア国防省は29日、3週間前に消息を絶った軍のヘリコプターの残骸が同国南西部の山岳地帯で見つかったと発表した。

それによると、このヘリは中国製で、2人が搭乗し、7月12日に空軍本部と連絡を取った後、消息を絶ったという。

国防省はフェイスブックに声明を投稿。「空軍のヘリ部隊がポーサット州の山岳地帯で機体の残骸を発見した」と書き込んだ。

それによると、現場は木々が生い茂る山岳地帯の頂上付近。軍の調査チームが徒歩で現地に向かったが、天候が悪く、到着には時間がかかる見通し。

国営テレビは政府高官の話しとして、「先発隊がパイロットの遺体を発見し、もう1人を捜索している」と報じた。

国防省によると、墜落現場の当時の天候は雨。風も強かったという。

X(旧ツイッター)などで拡散した写真にはつる草などに覆われたヘリの残骸が映っていた。現場で撮影されたものとみられる。

同国では2014年にも中国製ヘリが首都プノンペンの南方にある池に墜落し、空軍のヘリ部隊を率いる幹部2人とパイロット2人が死亡した。

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